「だったら、どうして………どうしてあの時、誰も助けてくれなかったの?」
 そんな清衣のひとりごとを、ふと耳にしたときから、『ボク』のまわりでは、少しずつ、だが確実に、なにかが変わろうとしていた。
 ある人は、彼女は”アクマ”だと陰口をきく。執拗かつ激烈なイジメをくりかえし、彼女が苦しむさまを目にしては、陰湿な悦びを享受する。
 べつの人は、彼女こそ”神の仔”だと崇拝する。彼女のチカラこそ、この、穢れきった世界を浄化する最終手段だと確信する。
「………」
 しかし、当の本人はなにも語ろうとしない。
 誰にもココロをひらこうとしない。
 清衣はただひとこと、『ボク』にこうつぶやいた。
「わたしにはココロがない………」と。
 
 ………『ボク』が彼女のためにしてあげられることは何かあるだろうか? もしあるとすれば、それはなんだろう?
 はたして、『ボク』に、彼女のココロのトビラを押し開くことはできるのだろうか? いつか、その日が………

ストーリー
 
 『effect〜悪魔の仔〜』は、外見も特徴も対照的な、2人の超能力少女をヒロインに据えた、かなり暗めの、青春&エロ・デジタルノベルです。
 
 ごくごく平凡な学園生活を送っていた主人公。
 幼なじみで、手をかざすだけで、どんな病気やケガでも治してしまう特殊なチカラの持ち主、『苺谷 真由美』。
 とある新興宗教団体の教祖サマを父親にもち、信者の間では”神の仔”と呼ばれている念動力者、『榊 清衣』。
 
 この3人のクラスメート同士を起点にして、ストーリーははじまります。
 時は、6月。
 シトシトと、いつまでも降り止む気配のない梅雨。
 暗く湿った雰囲気のなか、2人の少女を否応なく巻きこんで、主人公の平凡な生活はじょじょに、だが確実に、変質していくのです………
 
ゲームシステム
 
 ノベル形式で、ゲームは進行します。
 文章を読んでいき、画面をクリックすることで、ストーリーはすすんでいきます。
 ゲームの途中で、アナタは何度も、選択を迫られます。
 アナタの選択によって、ストーリーはさまざまな方向に展開します。