〜 Hな看護婦さんごっこ 〜
昼休み──。
天馬は椿に呼ばれて、保健室に向かう。
保健医は席を外していて、保健室には椿1人きりだった。
椿はこの前、バザーで買ったナース服を取り出す。
「子供の頃みたいに"お医者さんごっこ"をしましょう‥‥いえ、私はナースさんをしますから、この場合、"看護婦さんごっこ"と言うべきでしょうか?」
そう言って、椿はかわいく小首をかしげる。
「お医者さんごっこ‥‥‥」
そういえば‥‥。
子供の頃、椿やスズカとお医者さんごっこをしたっけ。と、天馬は思い出す。
その時はたしか、天馬がお医者さん役で、椿が看護婦さん役、スズカは患者さん役だった。
天馬がふざけて、患者さん役のスズカに「服を脱いでください」と言うと
、スズカは顔を真っ赤にして、天馬を殴った。
椿が天馬を保健室に呼んだのは、
"お医者さんごっこ"‥‥もとい、"看護婦さんごっこ"をやるにあたって
雰囲気作りのためだった。
たしかに、天馬の部屋や桐生院家のお屋敷でやるより、
この保健室の方が本物らしい雰囲気が出るだろう。
都合の良いことに、
本来の主である保健医が保健室を空けがちとなれば、なおさらだ。
「私がナースさん役で、天馬くんは患者さん役です。
‥‥あ、そうそう。
私も天馬くんもお互いもう大人ですから、Hな"看護婦さんごっこ"をしましょう。
ですから、子供の頃の天馬くんみたいに『服を脱いでください』って言うのもアリですよ。
もっとも、今日、服を脱ぐのは、天馬くんの方ですが‥‥」
どうやら昔の"お医者さんごっこ"の思い出を覚えていたのは、天馬だけではなかったようだ。
「『負けたら、相手の言うことを何でもひとつ聞く』とお約束していて、
今朝の剣道勝負は私の勝ちだったのですから、
天馬くんは当然、私の言うことは聞いてくれますよね? くすくす」
そう言って、椿は楽しそうに笑う。
「私はとってもHなナースさんで、
かわいい男の子の患者さんを誘惑して、看護にかこつけてHな行為をしちゃうんです
‥‥分かりましたね?」
そういうふうに、椿はごっこ遊びのシチュエーションを説明する。
「ハイ、まずはズボンを脱いで、おちんちんを見せてください。
‥‥ナースさんのれっきとした看護なんですから、恥ずかしがってはいけませんよ。
患者さんの天馬くんはおとなしく、ナースさんの言うことを聞いてください‥‥うふふ」 |